文系の極み

現代文の要約とかする人

【超要約200字】『スポーツとナショナリズム』【現代文】

学校の課題で作成した要約です。

予習や同様の課題の参考にどうぞ。

またクオリティはあしからず。

 

【要点】

ナショナリズム=国民の仲間意識

・スポーツ=暴力から文明化へのプロセス

・一方、スポーツは危うさも持っている

【要約】(約200字)

『スポーツとナショナリズム

国際スポーツがナショナリズムを引き出す。スポーツ・ナショナリズムは剝き出しで排他的な暴力ではなく、「文明的」なものであるからだ。スポーツとは感情的な暴力を制するための社会・文化的な慣習の発達という「文明化」のプロセスであるのだ。またスポーツ・ナショナリズムは「文明化」のプロセスと「野蛮化」の危うさという二面性をもっている。この危うさはスポーツ自体ではなく政治・文化的な情況に原因があり、その情況を見極める必要がある。

 

 

〈メモ〉

・普段はナショナリズムを感じない

・オリンピック=世界との交流

       =ナショナリズムのぶつかり合い

 オリンピックではナショナリズムが現れる

・国際的な場ではこのようにスポーツとナショナリズムには密接な関係

↳スポーツがナショナリズムを引き出している

ー注目点

↳スポーツのナショナリズムに対し寛容

→政治や文化でのナショナリズム(=自民族中心主義的)と比べるても確か

・自民族中心主義的ナショナリズム=むき出しのナショナリズム

                =排他的

                =政治的ナショナリズム

↳歴史ではナショナリズムによる惨禍が多発→人々は拒否反応

・スポーツにおける「健全なナショナリズム」=称賛

ー政治とスポーツで受け止め方が違うのは何故?

ノルベルト・エリアスの文明化

  文明化していくプロセス

  =感情的な暴力を防ぐための社会・文化的な慣習の発達・コントロールするプロセス

スポーツの発展=ルールと秩序のもとでの競争

       =文明化の過程

       =文明的な闘争≠むき出しの暴力

ナショナリズム=文明化の副産物

        =暴力的ナシを回避するためsナシで文明的に充たす

ー危険性

直接の暴力はない が、暴力を間接的に煽り激化させる

スポーツでの対立が国際的対立を生む

↳文明化のプロセスと野蛮化の危うさ=二重性  を持ち合わせる

・二重性はスポーツ自体の特性ではなく政治・文化的な情況によるもの

==スポーツ・ナショナリズムがどのような政治・文化的な情況によるものかを見極める必要

・国際的なルールや秩序のもとでの競争であるスポーツの場でナショナリズムは顕著に現れる

・なぜならスポーツナショナリズム

 むき出しで排他的な暴力ではなく、「文明的」なものであるからだ

・スポーツは、感情的な暴力をコントロールするための

  社会・文化的な慣習の発達という「文明化」のプロセスであるのだ

・またスポーツナショナリズム

 「文明化」のプロセスと「野蛮化」の危うさという二面性をもっており

 間接的に暴力を煽り激化させるかもしれない

・この危うさはスポーツ自体の特性ではなく政治・文化的な情況によるものである

ナショナリズムがどのような情況によるものかを見極める必要がある

 


参考:三省堂『精選現代文B』/ スポーツとナショナリズム 阿部潔